「ケンチク」なモノ
■ガラスに惹かれる 2010年6月 5日
同世代以上の方なら子供の頃に行った町医院とかを思い出しませんかね。
良く見るガラス張りに大きな宣伝のシール文字が並ぶイメージとは大違いです。
様々な個性的なガラスを使っているので見ているだけで楽しい。
そこにさりげないinfoが可愛らしく、センス良く書かれていた。

物品や飲食等のショップなら別として、ついあからさまに表現したくなる気持ちを抑えるのは簡単なことではないと思うのですが・・。10年程前に、今の流行のようなカフェ併用スタイルにしたら面白いな~と思っていて、「サテンのマスター」兼「工務店のオヤジ」なんて良いじゃん・・・と考えていました。さすがにいろんなしがらみを振りほどけずに未だに夢のままですが、ちょっとした気持ち一つでも色々変えていけるなと言うことを思い出させてもらいました。
でも、やはり鎌倉・逗子・葉山辺りで、掘り出しモノ土地どこかにないかなと・・(笑)
日々お施主さんに現実を見ろ!と厳しい張本人のくせにこんな妄想を消せないでいます^^;。
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■卒業旅行 その三 2010年4月 3日
二日目は朝から雨・・。 嵯峨野をやめて仁和寺から龍安寺へと向かいました。
雨の京都も風流ですが、どうしても上を向いて歩けなくなるのでネタも少ない、なので建築の話にします(笑)。
龍安寺は石庭が有名ですね、まさに侘寂の世界。三方を囲む油土塀は手前に向かって高く造られています。奥行きの少ない庭を広く見せるための遠近法を用いています。

去年の夏に屋根の大改修があったようです。新しいので金色のようにも見えるのは、杮葺き(こけら葺き)と呼ばれます。薄く加工したヒノキ・トチ等の板を竹製の釘を使って重ねて貼り上げていくもので、曲線にも対応できる伝統工法です。見入ってしまいませんか?しないか・・(笑)


油土塀を外側から近寄って見ました。こちらは改修して4年ほど経っている。詳まりが見事! 
重ねた野地は曲曲げているのではなく、曲線に合わせてえぐりだして造られています。
本来40年ほどは持つ工法でしたが、今は製材が機械化されてきたため、手加工の時と違って木の繊維が傷みやすく、改修が早くなってきていると聞いた事があります。現にこの油土塀の葺き替えは28年目だったようです。本当にマクロなレベルですが、それだけ違うと言うことに感動すら覚えます。

帰ってデータを見たらこの日の分の大半は建物のパーツばかりでした・・^^;。
太秦村も半日行ったのですが・・雨で何も撮ってません(苦笑)
最終日は大阪へ。
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■漆喰とサボテンとX 2010年2月15日

昨日お引渡しをしました横須賀市浦賀丘のお宅には家族全員のスタディーコーナーがあります。
そこのカウンターごしにリビングを覗くスクエアな壁抜きに置いたサボテンとその向こうには「X」のような化粧の筋交い。
前記事に続いてサボテンネタですが、完成写真撮影時にカメラマンさんにお任せ撮りした一枚です。
壁の漆喰との取り合うコテコテ感もまあ、有りかもね~、若い奥様方向けテイストも出来ますから(笑)
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■素敵な「場」 2010年1月11日
表ブログに書きましたが、三連休の中日に箱根まで恩師のお通夜に出掛けました。
その山荘はヨーロッパで見られる小石による床モザイクを施した土間と真壁造りがマッチした印象的な個性ある住まい。

ここで家族が集まり、好きな音楽や絵画を楽しまれた晩年はさぞ充実されていたことでしょう。私もそんな「場」を一つでも多く造って行きたいと思います。
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■モノヂカラ 2009年11月 9日

先週の協力会で寄った山梨の根津記念館の旧主屋にあるスイッチプレート。
つや消し黒に丸ボタン式のスイッチが良い。製造メーカーのロゴだろうか・・星印がイケてる。
東京の根津美術館をご存知の方は多いかもしれませんが、こちらは一年前にオープンしたそうです。「鉄道王」と呼ばれた根津嘉一郎の実家である旧主屋は昭和8年に竣工。近代和風建築でコンクリート布基礎、ボイラー設備、屋内消火栓の導入、電気配線の埋込など、当時の先端的な技術が盛り込まれている。
組子や欄間もしつこ過ぎずに良い。井筒割菱のようなデザイン、じっとマクロに見つめてしまう。

手間隙かけて造られたモノには本当にチカラを感じませんか?
景色も良いけど、やっぱり旅行は建築がらみが一番面白いんだな(笑)。
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