無垢材・自然素材
神奈川県産材 2010年10月15日
先日、厚木市七沢にある材木屋&プレカット工場の市川屋さんに伺いました。現在検討を進めている構造金物のAPS工法を加工できるプレカット現場を見学する為でしたが、市川屋さんは以前から気になっていて一度伺いたかった材木屋さんです。それは神奈川県産材を積極的に扱っているからで、県産材の近況もじっくりと話しを聞いて見たかったので一石二鳥ということで楽しみにしていました。
APS工法を取り扱っている登美代商事の園田社長とパイプ役となってくれたアトピッコハウスの後藤夫妻を途中で拾い、さらに現地でははなまる工務店仲間の新井建設の新井社長と合流。
無垢材でも使える金物工法も世の中にようやく幾つか登場してきましたが、在来工法により近く、また安心して使える工法が無いか探していたところに丁度お近づきになれたというわけです。
鎌倉から一時間半をかけて到着した七沢の綺麗な川のほとりには原木が置かれていたりして、とても穏やかな環境に深呼吸したくなるような良いところでした。市川屋さんは社長の下、男三兄弟がそれぞれ部門別に親子で頑張っている材木屋さんで、グレーティングマシーンという強度や含水率を量る機械もある併設のプレカット工場の他に、別敷地にある製材場には人工乾燥機も置かれています。

プレカット工場長である次男の直さんに工場内を全て案内してもらいました。
ちょうど工務店仲間のAPS用のプレカットをされているところを見ることが出来ました。特殊な加工なのでラインも通常の加工よりも時間が掛かるそうです。


嬉しかったのは工場のスタッフが若い方が多く、とても対応がしっかりとされていて感心するのと同時に、ちょっと嬉しくなりました。
ラインを見終わったあとに、神奈川県産材のストックを見せて頂きましたが、桧の柱・梁はなかなか良いです。天然乾燥モノと人工乾燥モノが並んでいましたが、こう見るとやはり木肌の色合いや生き節具合の違いか明らかですね。勿論天然乾燥材は、強度や含水率は大きなばらつきもあり、痩せや割れは相当な覚悟も必要になりますが、何を大事にされるかによって使い分ければ良いと思います。


工場の入り口には出荷待ちの材料のが積み上がっていました。特殊な工法を扱ってくれていますが、大手の問屋やメーカーのプレカットも扱っていますので取扱量は決して少なくありません。だから設備投資もしっかりと出来ている訳で良いバランスが取れているように思えます。

見学の後は事務所にて県産材を取り巻く環境や実状を談義しました。「消費県」と言われてきて材木の地産地消としては立ち遅れている我が神奈川ですが、決して近県のブランドにも負けない木はふんだんにあるわけですから、もっと活性化を高めて供給してもらえるように行政にも頑張ってもらいたいですね。その為には我々関係者ももっとお客様に周知してもらう努力をする必要がありますね。少し前までは「神奈川県材なんて大丈夫なの?それに随分と高いらしい・・・」というレッテルを貼られていました。石橋を叩いて渡る性分の私ですが、課題がありつつもこれならイケルと踏みました(笑)。
そして最後に市川屋さんの材料を使って建てられた近くのお蕎麦屋さんで昼食を頂きました。
七沢の綺麗な空気と水の恩恵を受けているからでしょうか、とても美味しく頂きました。
工法と材料と費用のそれらを色々やり取りをさせていただいて具体的な展開をじっくりと考えたいと思います。
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