ウラ話
ホントに「劇」的・・・ 2005年6月30日
最近付き合っている家具屋さん(姫と言わされています!)とリフォーム現場でのいっぷく話・・・


(家具屋さんは今回はこんなのをお願いしました。10店ぐらい有りました。綺麗な仕上がりです。有難うね。)
話題はその家具屋さんが関わったいまや大人気の「劇○!〜」のウラ話へ。(気が小さいので○が多い(笑))
施工をした工務店さんも知り合いのたまたま顔見知りの所だったので、「おおっ!有名人チョッと顔映ったじゃん!」とからかっていたのだが、家具屋さんは結構「嫌な」思いをしたのだそうだ。
私: 「なんか建築家が皆「匠」とよばれて現場で一緒に作業したり、工場へ行って製作したり、結構踊らされてるね(笑)」
姫: 「本当ですよ!ディレクターの演出が凄いんですよ。こうしてああしてって・・。この間の服を次回着て来てください。○○の会話ココに入れたいので・・・とか。それにあの先生があんなに現場に来てるのはたぶん初めて(苦笑)かも!?」
私: 「そうだよね〜。あれ見てると「匠」は天使か神様・仏様って感じだけど、視聴者はどう思ってるんだろうね?」
姫: 「番組見た人から依頼されたら困っちゃうでしょうね。お客さんはTV同様に「匠」が動いてくれると思ってるんだから。」
私: 「同感!でも「匠」にとってはいい宣伝だから言いなりになっちゃうんだろうね。でも施工者の方は全く触れてくれないけど工事費ってどうなの?あの金額って実は当初のお客さんの希望予算で、その他はTV局側が出すって話を聞いたけど・・・まあそれはともかく、「匠」のデザイン料は別途と発表してないけど、あの現場は○○さんところ大赤字じゃあないの?今度聞いてみよっと・・・」
姫: 「現場で変更とかの時に「TVに写っていい宣伝になるので皆さん協力してくれるんですけどね〜。」と言われてましたよ。結構きつかったんじゃあないですかね?
きついと言えば私の工事はTV局が発注主だったんですよ。すっごい変更になったのに工事終わって2ヶ月してやっと金額の話になったら「番組予算もうないから追加代金は出せません!」で終わっちゃったんですよ!!(怒)信じられます?悔しくて悔しくて・・・机叩いて帰ってきましたよ!(激怒)
私:「俺に鼻息かけるなよ〜(嬉)でも随分な話だよね〜。「姫」の工事代もあの工事費にはちゃんと乗せられてない可能性があるんだね。素人の視聴者はホントあの金額で出来ると思っちゃうのかな〜?」
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話題の分離発注方式② 2005年6月 8日
待って!?くれてました? 昨日の続きです「話題の分離発注方式って・・・其の2」
・・・良い家づくりってその裏方仕事が凄く重要だと思うんだけど。その裏方仕事は誰がやるんですか?」(前回はここまで・・)
A:「それがさ〜・・ いないんだよ。そこが問題なんだよね。各工事は施主が発注主だから業者間でいえば工務店の協力会のような横のつながりがないので、みんなバラバラで自分たちの工事さえ良ければ・・・ってな感じだよ。」
北:「でもそこが管理業務を代行している設計事務所の出番ってことだけど、設計士さんがいわゆる現場監督をしてるんでしょう?」
A:いやいや監督業務なんて殆どしてないよ。普通、注文住宅だったらせめて1日置きぐらいには現場回ってないと現場の進行に影響出るでしょ。実際の内容は今までの設計管理と大差ないよ。打ち合わせには行くけど工事自体良く見ていないし、それにもし後で問題が出ればクレームは直契約している各業者に責任追及がいくから気楽なもんだよ。契約上はなんの利害関係もないもの。それに細かい工事の単価等、施工に長けてる設計士は希少じゃない?工程管理なんてなおさら難しいし、殆どお任せって感じだね。」
北:「ありゃりゃ・・そんなもんなんだ。じゃあ検査機関とかは入ってないんですか?」
A:「性能保証と工事中の損害保険に対応する保険料を客に負担させるけど、俺が手伝っていたときは設計要領もなかったし、住宅保証機構やJIOのような第3者による管理体制が徹底されてないので、各設計者の判断にまかされというラフなもんよ。」
北:「それはAさん。例外だったんじゃあないですか?その辺はしっかり出来てると思ってたけど・・・。それ以上に一番気になっているんですけど、現場や竣工後のトラブルやアフターはどうなってるんです?」
A:「一番の問題はそこかもね。元請工事ならどの職種に落ち度があろうと、発注者は元請業者に責任を追求できる。住宅は複合物で業者の仕事の範囲って重なってるでしょ。だから問題が起きた時、原因がどこか、責任は誰かはっきりされないことが多い。現に、訴訟のケースも多いんだ。契約性質上、強制力も使えない設計事務所が頼りにならないので施主さん泣いてることもあったけど。」
北:「金銭が絡まないっていうのも問題なんですね〜。適正な工事価格の為に入札制度をとっているけどそれはどの様な感じです?」
A:「よっぽど理想の高い職方はともかく、現場がやりにくいのはわかっているので、出値も元請値段より割高になってる感じがする。設計士のほうは毎回知らない業者では面倒なので段々使いたい業者に落とすようになってくる。中には現場運営協力費と称して、バックしている例もあると聞いたことがあるよ。施主としては分離発注なので原価が「ガラス張り」に見えるけど、実際それが「自己責任のリスクと苦労」と「減額分」を天秤にかけてどちらが結局「得」なのか考えてもらいたいな〜。」
北:「そうですね。色々聞いてきて私、決めました。明日から分離発注やろうかな?リスクなくて確実に儲かる!(笑)それに設計事務所より絶対いい現場管理できる自身ありますよ。(爆笑)
でも私の先輩(建築家)が前に自分で分離発注やってみたけど「現場にかかりすぎて割に合わない」って嘆いてました。その人、施工分かってるし、まじめだから儲からなかったんでしょう。(笑)必然にやれば結局全体の工事費って元請と大して変わらなくなるんじゃないですかね。」
A:「そう思うよ。淘汰の時代だから色んな方式で業務範囲を広げて”一石二鳥”狙いになるでしょ。健全を目指したシステムのはずが”本末転倒”にならないように祈るよ。俺はもうやらないけど・・・」
北:「でもこの混沌とした業界のなかでは、目立った工事形態ですよね。但し、システムというものには完全なものはないと思うしそれを選択するかどうかは自己責任が”重大”だということですので、慎重に考えてもらいたいですね。」
*分離発注方式で建てて満足している方も勿論、大勢いらっしゃいます。どこにも問題と注意点はあるという観点からこの記事を捉えて頂きたいと思います。関係者の皆様どうか目くじら立てないで下さいね!...m(_ _)m
長い文章最後までお読みいただき有難うございました。おしまいです!
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話題の分離発注方式って・・・ 2005年6月 7日
タイトルに内輪話と書きながらな〜んにも毒舌してなかったのでそろそろ書かないとお叱りを受けそうなので(書いたら尚更お叱り受けそうですけど・・・。)
最近、分離発注方式という家づくりのシステムが人気のようです。
簡単に言うと、元請の建築業者の工事価格の不透明な部分をなくし、欠陥住宅を作らない為に従来の元請に一括して請負工事を発注するのでなく、施主が各工事を別々に発注し、中間マージンを省き、元請の代わりに設計事務所が現場を管理するという方式。
この方式をネットワークで行っているシステムに参加している設計事務所で分離発注に携わっていた私の先輩(Aさん)との内輪話を少しだけ・・・。
北:「私のような工務店からすると建築業者の経費の一部(いわゆる利益)は一式が多く適正価格が分からない、家づくりには無駄な費用という感じで説明してますよね。適正価格という点で言えば設計・設計管理料が工事費の10%というものの根拠も一式となんら変わらないと思うけど(笑)」
A:「そうだね。家づくりの問題点をうまくシステムにしたね。設計事務所と聞けば信用度が高いし、設計士が現場管理もしてくれるから安心ということをアピールしているね。」
北:「でも建築業者の利益分が明快でないから各工事のみの費用が本来の総工事費というのは問題がありますね。これは各工事の実行単価に乗せて見積している元請の悪しき慣例が問題視されてるんですけど実際そこの部分がないと利益率が低くなりすぎて誰も請け負わなくなる。(この問題点はまたお話します。)
このシステムは各工事原価を明確に示した上に、格安(!?)の現場管理費で設計事務所が業務を行えば家づくりがすべて健全に行われるという捉え方で良いんですよね。
でも家づくりって現場での雑務や発注等、大切な仕事が無数にあるんだけどな〜。例えば現場の清掃・片付け、溢れる作業車の整理・調整、近隣の折衝・対応、現場のマナー管理、一番大事な職方間の工事の調整・段取りと全体の工程管理とかいっぱいある・・・良い家づくりってその裏方仕事が凄く重要だと思うんだけど。その裏方仕事は誰がやるんですか?」
A:「それがさ〜・・・」
長いので続きはまた明日・・・(ホントは眠いので!)
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