【無垢材と自然素材の家づくり独白記】 In湘南&横浜・横須賀

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無垢材・自然素材と個性あるデザインを追及する三代目の独白記
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思うこと

やりきれない相談 2006年5月29日

 「ちょっと相談に乗ってもらえませんか?」

付き合いのある建材問屋さんのAさんが元気の無い声で電話をしてきた。
話はこうだ。今回の元請会社はある特有の施設を主に受けているブローカー的な建築会社でいつも付き合っている設計事務所に設計と確認申請を出させていた。大工さんの関係でその建築会社から建材問屋さんがプレカットを頼まれたのだが、建築会社のプレカット承認チェック不足により、加工のミスが発生したのである。
その部分が行政の検査で指摘を受けてしまい、的確な補強方法を意見書!?とともに提出するように求められたそうだ。そこでその建築会社が「報酬を出すから頼めそうな人はいないか?」とAさんに頼み込んできたらしい。

最近どうもこのような「どうしましょう?」という相談が同業者から入ってくる・・・勿論、仕事になるようなモノはまず無いが・・(苦笑)

私:「話は分かったけど、補強対策もそんなに難しいものではないね。でもさ、まずなんで元々の設計者に対処してもらわないのさ?その建築会社だってその位分からんかね?」

A:「その設計事務所は木造の構造のことは詳しくないようで、建築会社も丸投げが多いので・・」

私:「また、そのパターンかい・・・伏図(構造図)も書いているのに細かいことになると分からないって、よくそれで図面書いておいて毎日安心して寝れるよな〜ホント!裏ではこんな話がやり取りされてるって事、お施主さんは想像だにしていないだろうね〜。」

というような話があって、対処の方法や話の筋道、流れを説明してひとまず話を終えた。

素直な川の流れに見える見栄えの良い水面のようでも、その下では思いもよらない流れがあるものです。こんな話を聞いた後はいつもこう思う。

「やっぱり出来る範囲で、見栄を張らず、正直に、仕事をしよう!」  
 これじゃあ儲かるタイプではないな・・ウン(苦笑)

 

 
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常識・非常識ってナニ? 2006年4月24日

常識ってなんだろう?

恥ずかしくない振る舞いや伝統の踏襲、多数意見との一致!?を指すのだろうか?

日本ハムの新庄選手が今シーズン残り100試合以上も残しているにもかかわらず引退宣言をしましたね。
人を驚かせるのが好きなだけなのか?・・。今まで数々の伝説を残して来た男。敬遠の球を打ってサヨナラヒットにしてしまったり、5年契約12億を蹴って2200万でメジャーへ行ったり、奇抜なエンターテイメントで観客を喜ばせたりと、非常識というか・・・とにかく人と違う・思いつかないような行動で皆の視線を集めてきました。

野球選手はプロとしての技術を見せてナンボの世界なのは間違いない。でも実際は技術だけでは球場は埋まらない。一番大切な仕事はファンを楽しませること。オリックスに移籍してイキイキと楽しく野球をする清原を球場で見てみたいと思ってしまう人も多いはず。新庄の振る舞いを非難する人も多いが、以前の選手会のストライキ後の初試合で見せたお客さんを喜ばせたいという新庄の気持ちと行動をファンは絶対忘れないだろう。勿論見せ掛けだけの実力なら非難されても仕方がないだろうが、今もなおしっかりと仕事をして魅せている。彼は一番大切な仕事はファンを楽しませることだと考えているのだと思うし、その為の手段に常識・非常識ということはどうでも良いことなんだと思う。常識なはずのシーズン終わりに引退宣言して去るだけよりも少しでも話題を出して盛り上げるつもりで非常識な事をしたのかもしれない。

私達の仕事も同じで常識から外れる事は確かに怖いし、リスクが大きい事が多い。でも凝り固まった常識は造り手にもお施主さんにとっても良いことはない。本当に大切なことを実現する為には常識、非常識という概念は忘れることは大切な事だと思うのです。

まだまだ新庄劇場は楽しませてくれそうです。

 
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繋がっていますか? 2006年2月28日

実はもう一つブログを作りました。裏ブログとしての個人日記のようなものです。

そこに昨日、ご検討中のお客様を連れて「生きた展示場のお宅訪問」をさせて頂いたOBのお施主さんからこんなコメントを頂きました。

「北村さんこんにちは。
言われるまで「左利きブログ」に気付きませんでした。
すごくシンプルでいながらスタイリッシュな”北村さんのメガネ”のようなブログですね。ネットサーフィンでのあたらしい楽しみが増えました。
きょうは左利き来訪記念にはじめて書き込みいたします。
改めて先日はご来訪して頂きありがとうございました。
多忙ながらも北村さんの元気な姿、安心しました(笑)。
こうやって家が建った後(ちなみに我が家は今年の6月で満4才でした)もたまに見学のお客さんを連れて頂いたり、情報誌「くろすはーと」を頂いたり。 ”繋がり”があるのだなあ と嬉しく思っています。

僕達や先日来訪されたご家族さんはもちろん、色んな方が北村さんと家造りを通して”繋がって”いる のだと思います。
これからもたくさんの”繋がり”が増えますように。 」

 

本当に嬉しかった。今自分が仕事の中でも一番大切にしたくて奮闘している事、それはまさしく・・・

お施主さん方との”繋がり”

この意味をお施主様が自然と感じて頂いている事が何よりも嬉しいんです。

日頃は現在進行中や予定しているお客様や現場に精一杯で、OBの皆さんになかなか接する事が出来なく、いつも申し訳なく思い続けているせいか、尚更心に染みるコメントでした。

日々の出来事には色々な事がありますよね。そんな中、「このような感激があるからこそこの仕事をしているのだな・・・」と改めて感じた日でした。

西の谷のナウシカさん 本当に有難うございました。これからも繋がって行きましょうね。
なお数名のお施主さんからこのブログにはコメント頂いていますが、コチラが「コメント入れにくいな〜」と思ったら「左利きブログ」にいらしてくださいね!リンクはこのブログのどこかにありますよ(笑)

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献寿! 2006年1月 1日

●新年明けましておめでとうございます●

旧年中は大変お世話になり有難うございました。

昨今の悪徳リフォームや耐震強度偽装問題等について同業者として非常に残念で、情け無い事件が続きました。私共はこのような何を信じて良いか分からない時代に少しでも皆さんのお役に立つ情報や私達の考え方をお伝えするべく、様々な情報発信を始めてようやく半年が過ぎました。
ご挨拶
文字情報としては情報誌・ブログ・メールマガジンそしてイベントとしては勉強会や現場見学会等です。ですが皆さんお分かりの通り、まだまだ未熟で力のなさを痛感しております。私達のような小さい個人企業では色々な事を平行して行えるような余裕のある人員も資金も有りません。ですから出来る事を一つずつコツコツと今年も進めて行きたいと思います。

ご声援も勿論嬉しいのですが、様々なアドバイスや苦言等、是非に頂いて、少しでも皆さんのお役に立てるよう成長していきたいと思いますので本年も宜しくお付き合いの程お願い申し上げます。

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構造計算の偽造工作が発覚 2005年11月17日

国土交通省は17日、東京、千葉、神奈川の3都県のマンションとホテル計21棟で、設計事務所が偽造した構造計算書が建築確認の際に使われていたと発表した。ホテル1棟(東京都中央区)を含む14棟は既に完成しており、震度5強で倒壊の危険があるなど耐震性に問題が生じているという。
 4棟は着工済みで工事停止の措置が取られた。3棟は未着工。所有者らの了解が得られ次第、物件名を公表する方針。
 国交省は、書類を偽造したとされる千葉県市川市の設計事務所を、建築基準法違反の疑いで刑事告発することを検討している。
 完成しているマンションは世帯向けが7棟(計236戸)、単身・小世帯向けが6棟(235戸)。同省は、入居者に退去を求める可能性もあるとして、3都県に受け皿として公営住宅などの活用を要請した。(共同通信より抜粋)

こんな事があるなんて・・・同業として余りにもショックだった。欠陥住宅や悪徳リフォームは数多く取り出さされてきたが設計や構造設計の欠陥についての報道等はそれほど多くなかった。

造り手を皆疑っても、設計士や建築家は疑ってかかると言う意識は恐らく一般の人にはなかったでしょう。建築士が設計したものを構造設計士が計算し、検査機関がチェックすると言うフィルターが「ザル」であったなんて施工の方にばかり目を取られていた消費者にとっても大変な不安がまた一つできてしまいました。

今やTVや雑誌で人気の建築家や設計士だが、経験の少ない設計士でも「建築家」や「匠」というようにメディアにもてはやされて中には安易な構造や設計が誰にも疑われる事なくまかり通っている現実が残念ながら存在しています。建築士、設計事務所=プロ・安心という認識はどこから来るのでしょうかね?

今回の件は偽装事件ではありましたが、実際の実務の場合でも基準や指針にかなう強度や寸法だけをクリアさえすれば表向きには「しっかりと計算済み」ということになってしまいます。ですがそのクリアするラインは正直言って現実的にはそのまま建てる気にはなれないレベルです。

ですから大抵の設計士は計算の安全率を高く定め、経験値を加味して地震だけでなく普段の生活にも配慮した安全側設計を心掛けるわけなのです。
それを今回の事件は本来の3〜7割でしかない強度で計算を提出していたわけです。

納期短縮や仕事を増やす為の意図的な偽装工作だったようですが、医者と同じく命を直接預かる仕事において、細工やミスがあってはいけない領域の仕事だと思います。実は構造計算する人間(事務所)によって計算の方法や条件設定方法等がまちまちで特に鉄筋コンクリート造や鉄骨造等では顕著に見られます。その為、確認申請時に意匠設計担当とは別に構造専門の担当から様々な質疑が出てきます。そのやり取りを終えて許可が下りるわけですが、許可を出す側にも許可レベルや知識レベルの差が凄くあるのも事実。

さらに今回の検査機関は民間の検査機関(今は行政だけでなく認可を受けた民間検査機関も確認の許可を出せる)でしたが正直な所、民間の方がチェックが甘いという話は否定できませんね。特に構造においては決まった書式もなくチェックする方も大変?かもしれませんが分厚い計算書を添付しておけば・・・という所もあるとかないとか・・・。(あっ、勿論どこの機関も同じと言う事ではないですよ誤解しないで下さいね。)
申請料も若干、行政より安いですし、行政のように高飛車な態度をとられないのも魅力!?だから民間に申請を出す事務所が多くなっているのです。
こんな事があるからますます仕事を頼んだ相手先を信用できず、第三者機関に頼る風潮が高まりそうですね。悲しい事ですが仕方がないのかもしれません。

このような事件によって家づくりを考えている方にはどこを信じていいのかますます分からなくなって疑心暗鬼になると思いますが、安心して頼める相手は決して少なくありませんので挫けずに頑張りましょう。私も少しでも皆さんの道しるべになれるよう情報発信して行きたいと思います。

私の会社のHPでも依頼先を選ぶ際のアドバイスコーナーでも詳しく書いていますのでよかったら覗いてみてくださいね。

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