思うこと
「施主は見た!工務店の本音。」 2005年6月 3日
題材で時には失敗談を書いてがっかりさせたり、「うちにはその材料進めてくれなかった」、「前と考え方違くない!?」と思われても仕方がないのだ。技術や、材料は常に進歩して行くもの。何が今のベストかを考えて提供することが大切と思うのです。
でもご心配なく。家づくりの信念は変わりませんから!
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オタクはいくらで出来ます? 2005年5月28日
今や大手メーカーだけでなく中小工務店も坪いくらからという独自商品を掲げるところが多いです。それらがお客さんの業者選定の期間短縮に相当影響してるみたい。オプション選定もパソコンであっという間にはじき出し、その場で総予算がわかる時代です。
いつも「お宅は坪いくらで出来ます?」と聞かれます。いくらからできる?というお答えには非常に困ります。とりあえず建てられるという仕様を他社の様に掲げれば良いのか・・でもそれには個性が盛りこめられるのか・・完全注文を売りにしてるのに・・。
でもお客さんにとってはとりあえず書類審査の様に比較する段階で住宅を商品として選別しておきたいんですよね。 でも相変わらず「うちは完全注文住宅で全てのパーツをご要望を聞いてコーディネートしますので即答は出来ませんが施工事例のここでいくらです。ご希望の予算だとこの仕様ぐらいでしょうか。」とこんな調子。
お客さんと初対面の時は仕様やプランの話しはあまりしません。形ではなくどんな生活をしたいのか、私の家づくりの考え方やポリシーを話して終わります。それでもう次回ご連絡のない方もおり、正直「お客さん」を逃してしまってます。その場合は明快で迅速な商品提示を期待していらっしゃることが多く、家づくりの進め方に求めるところが違うわけで無理して引きとめても良いことはないです。もちろん腕組みしてふんぞり返っている様な殿様商売をしているつもりは全くありません。その理由に儲かってませんから(笑)
このスピード&商品時代でも物作りというところでは互いをわかったうえで出来る限り雑談でも良いから打合せに時間を割くということが後悔のない家づくりにつながると思うのですがね。(スローライフって流行の様子なのにね・・・)でもそれは自分に自信があっても普通のお客さんは不確かなところに一本に絞って進めて行く勇気は難しいですよね。会社の考え方や仕事を理解してもらったらわかりやすいアプローチを確立できるようにしたいと思いながら日々一刻過ぎております。・・・(^^ゞ自己反省。
私と同じく「坪単価」を判断基準にする危険性を憂う松島さんの「地産地消の木の家づくり」も参考にしてみて下さい。
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設計するコトと施工するコト 2005年5月27日
毎日のように報道される手抜き・欠陥住宅・シックハウス等・・・施工者の資質が問われてますよね。建築家や住宅雑誌では欠陥住宅にしない為には設計と施工は別にして設計監理が不可欠だとコメントされる近頃。確かに設計管理が入れば現場の緊張感は変わるだろうし悪質な業者には効果覿面だと思う。
でも本当に設計施工っていけないのだろうか?
勿論、適正な施工が絶対条件であるのは当然だけどそんな簡単な話ではないと思う。施工を熟知した設計で現れる多くのメリット・・安全性、メンテ、ランニングコストがかからない、本当の使いやすさ等・・・
設計者も施工者同様に質の差は激しく、設計管理がしっかり出来ない方も少なくありません。(特に木造においては顕著です。)その場合、責任の所在が明確にされず、施主や施工者が振り回されることも・・・。建築家=万全というわけではないということを知っておいてください。TVの「匠」の良いイメージは演出しすぎです。(このウラ話は今度します。)
そうは言っても設計施工を不安に考えてる方、特にうちの様なちっちゃな弱小工務店にはちょっと・・・と思う方多分大半ですよね。もし自分が工務店だったらどう訴えます?
自分達で考え、自分達で建てるという責任を転嫁できない責任の重さ、評判が悪ければつぶれるプレシャー、加えて言わせてもらうと施主の笑顔を見たくて頑張る快感(この表現がアヤシイ!と言われる。)etc・・・それらは信頼する材料になりませんかね〜。いや!是非してください。
私は家づくりの手法として「デザインしてから安心の家づくり」を構築するのでなく「まず第一に安心して暮らせる家があってこそのデザイン」だと思います。当たり前の言葉ですけど意味深いですよ、これがまた・・・。別に建築家に頼まないほうがいいと言ってるのではありません。←ココ注意!です。優秀な方大勢知ってますので。(冷や汗・・・(^^ゞ)
大げさな表現かもしれませんが設計施工の良さを例えて伝えるとしたら芸術家はどうでしょうか?「彫刻家」などはイメージした絵を制作屋に出して作品を作らせて売るようなことはしないですよね。依頼された題材や指定材料がある場合、自分のイメージ(設計)を100%を作品にする為に材料を自分で購入(仕入れ)し、加工(施工)し、微妙なタッチで大事に作り上げて、作品を引き渡して報酬(代金)を得ます。それはどこかの公園に置かれて目の肥えた人々や同業、評論家に見られるかもしれません。採算を考えて変な材料や手を抜いたなんてことが解ったら仕事の依頼はなくなるでしょう。
長くなってしまいましたが、家づくりの根本はその会社や人間性が肌に合って信頼できる確信をもてなければ話は進みません。ただ本当に意思疎通が出来た施主と作り手が「良い家」を造ろうとした時に一貫した設計・施工は素晴らしい武器になると確信しています。
でも形になる保証が欲しいと言う方には、工事中の検査(基礎・構造体等の基本性能チェック・性能評価等重要な部分)を第3者機関が行うシステムも数多くありますので採用してみたら如何でしょう?
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