家づくり考
造作キッチン 2007年9月12日
先日見学会の記事を書きましたが、「キッチン造作をもう少し見せてほしいのですが」とリクエストを頂きましたので少しご紹介。

コチラのお宅は土間から撮ったこの写真のようにダイレクトに見えるDKの為、キッチンも収納家具の一部のように見せる事が必要でした。優れた収納スペースですので何もキッチン備品だけに限ったものではありません。まず最初に目に入る造り付けの丸テーブルは大きいサイズなので脚周りも少し逞しぎみに絵を描きました。
ココに前記事に紹介したアントチェアを置くとこんな感じです。

お施主さんはデザインというよりも座り心地が気に入ったそうです。ちょっと高くつきましたが模倣品とは違う本家の出来と言うところでしょうか。
シンクとガスコンロはセパレートになっています。この辺はお施主さまにより好き嫌いが分かれるところです。シンク周りが氾濫しないように、前には大き目の手元隠しをつけてまな板等の雑多品を整理出来るようにしています。
レンジフードではなく手元で排気するグリーンハイキを採用してます。99%の高排気能力で吹き抜け・家中ににおいや油が周らないようにしています。吊戸棚も連続できて造作家具調キッチンには相性がよいのです。コンロの右下には炊飯器等を入れる引き出しスライドも配置。
カウンター下部は収納すべてを引き出しにしているので大きな食器類も無駄なく、出し入れしやすくなっています。
建具やその他の家具収納と仕様をあわせる事で内装の統一感を出せる造作キッチン、如何ですか?ご自分でデザインしてみたくなって来ませんか^^。勿論私の味付けも一振り入ってしまいますけどね。(笑)
| コメント (4)
建築の「逃げ」 2007年4月11日
現在計画中の方の敷地に隣接して立派な竹林(庭というかな!?)がある。北側に奇麗に並ぶのを見ていると2階からの素敵な借景が目に浮かびませんか?
でもあくまでも「借景」。
お隣さんの事情により、状況が変化してしまった時でも動揺しないような計画も必要。この辺がいつも計画で悩む所ですね。
当てにしたり、気になりながらも「逃げ」を打つことが大事。建築では「逃げ」という言葉を良く使う。悪い意味での逃げるではなく、寸法的なシビアな納まりの際に身動きが出来なくならないような余裕の事を指す場合や、平面計画でも一つの用途に限定されるのではなく柔軟・汎用的に考えられるようにしておく事、etc・・・
でも既にこのお宅のプランニング軸はお施主さんが確立してくれているので楽をさせてもらってます・・(苦笑)。なので私はしっかりと「逃げ」を担当します^^。
人間にも建物にも「逃げ」られる遊びや余裕が欲しいですね。
今日は自分への戒めの記事になってしまいました^^;
************************
ブログのコメントってどこにあるの?とご質問を頂きました。この下ににある
koseijyuutaku at 00:27|この記事のURL │Comments(0) │TrackBack(0) │カテゴリ
の「Comments(カッコ内の数字はコメント数)」 をクリックして下さい。是非一言でもコメント頂けると嬉しいです!
| コメント (6)
キャンペーンって・・ 2007年3月 8日
「3月中なら見積もりから2割引きいたします。」
某ハウスメーカー数社を検討していた方が営業さんから言われた言葉がコレ。
当社にご相談された際に教えて頂いたのですが、ハウスメーカーさんとのやり取りを経験されてうんざりしてきた所に丁度言われた一言に対して一気に興醒めされたそうです。確かにメーカーも3月が決算月だから件数取りに必死です。
またこうもおっしゃっていました。
「安くしてくれるのは嬉しい事だが2割も引けるなんてどういう事なんでしょう!「このウチは○○だから」って風なレッテルを貼られたままで造って欲しくないですよ。」
自動車のような大量生産の商品ならまだしも注文品でそれも人が造るものが同じ扱いなんて信じられない、住宅業界はこんな事がまかり通っているのか・・と愕然とされたようです。
誠意ある見積提示をした値から2割切るという事は私達にとっては赤字に他なりません。でも正直、ハウスメーカーさんだけに限らず、町場の工務店さんや下請け職でも社員員や職人の給与の為に法外な赤字で受けていることも事実。まさにデフレスパイラルの中心にあるような業界。
ウラブログで書いていましたが、私、丁度車を買い替えたのです。勿論値引き交渉をしっかりと行いました。自分が逆の時は値引きはしませんと言ってるにもかかわらず^^;です。車の場合は安く買っても車の品質が落ちるわけでなく、NETでもあるように値引き相場と呼ばれるモノが存在している通り、値引き交渉が普通の行程と化しているから安心して!?交渉しました。
勿論お互いニコニコでの交渉成立にしてます。色々お世話にもなりますしね。「買ったらオシマイ」ではないと思いませんか?
ちょっと話がそれましたが、ただ安くなることが良いか悪いか、正直私も断定できません。分かるのは家づくりの行程を経験され、長く住む方の判断でしか計れないですよね。でもNETが普及した結果、あちこちのサイトで多くの不満や後悔の念が見受けられるようになっています。全て鵜呑みは危険ですが、何かを知るきっかけにはなるのかもしれませんね。
今回はこの辺で・・・
ちなみに当社は見積提示から値引きはありませんのであしからず・・です(苦笑)
あ〜・・でも、端数処理はいたしますよ(笑)
| コメント (8)
存在感! 2007年2月10日
以前に書いた「怖いけど素敵な階段」の記事のお宅の解体が近づいてきました。これは2階の軒桁の部分ですが、昔はこの桁周りのスタイルは一般住宅でも良く造られました。
それにしてもこの化粧磨き丸太を使った小屋桁の存在感は違います。
廊下に沿って一本モノ。
そして長さは4間(7.28m)近くも。今、揃えると大変だろうな・・。
勿論、欠き込みも多いので使い方も悩みますが、また新しいお宅のどこかにさりげなく残してあげれたらいいな、と・・。今はまだ一人で勝手にニヤけている所です^^。
意図を伝えるという事 2007年1月30日
計画中の白模型です。模型はパースやスケッチでは分かりにくい空間のボリュームや距離感、光の入り方等、打ち合わせには必須となっています。

もう20年も前の大学時代はこのようなアングル写真を撮って現像してケント紙等に貼り、プレゼンして課題提出していました。最近、機会があって覗くことがある色々な大学の卒業制作展を見るのですが、日々現実的な世界にいると学生達がCADやグラフィックソフトで描くアートのような凄いプレゼンに圧倒されてしまいます。
とは言え建築は陳列される絵画や彫刻のような芸術作品とは勿論違います。その中でも住宅建築は人が暮らすという超現実的な世界。だからどんなステキなプレゼンでも最後にはアナログ的な思考で人間の行動を考える作業が入らないとお仕着せの物体にしかならない。
意図を伝える為のプレゼンは勿論大切な事。住宅展示場も生活提案をプレゼンしている例の一つですね。でも必要以上の飾りやコラージュ、そして生活感を疎外したイメージ先行のビジュアルプレゼンテーションに経験が少ない皆さんが安易に「落ちない」事を祈るばかりです。(苦笑)
中々、目線の高さって分かりにくいようで
誰かが汚いスケッチを・・・。
プレゼンとは程遠いですね・・・(^^;)
| コメント (0)






スタッフブログ






