家づくり考
DAIKU 2009年9月10日
金沢区富岡西の音楽室のある家では大工工事が佳境を迎えています。
2階周りが全て終わり、キッチン造作や壁全面のTV収納棚の大モノに取り掛かる前に、
もう一つ大変なモノを手掛けていました。
これはストリップ階段となるササラ部分の桧の無垢板を刻んでいる所です。
職人の建築業界も今では如何に人件費を削るかで躍起になっている世の中です。
大工が既製品の組み立て屋と成りつつある中で、ノミやカンナをしっかりと手入れして使い
こなす事が出来る仲間は私達の自慢でもあります。
動画ではありませんが、静けさの中にノミを叩く玄翁(げんのう)の音・・響いてきませんか?
そして今週は横須賀の浦賀丘にてまた一棟、腕を見せれる現場が上棟します。
来週の見学会(横浜市南区六ッ川)にもお立ち寄りください。
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スタディ模型のレベル 2009年8月27日
当社では以前から白模型を造ってきました。あくまでスタディ用としてラフな感じできましたが、スタッフに造ってもらうとつい注文が多くなり、このように目線でのチェックや造作家具のボリュームもお施主さんに見てもらえるレベルまで造りこむようになっています。

こうなってくると気軽にバリバリと壊すのが気が引けてきます。それではスタディの意味が無いので「ちょっと違うんだな~」って手を出そうとすると、「自分で壊しますからっ!」と、ここ数件手掛けているスタッフの浦崎に言われてしまいました(笑)。でも、そうなんです、そういう想い入れが大切なんです。
学生時代に理顕工場にバイトに行っていた彼女は、昔を思い出して一棟ごとにレベルアップして来ています。これから模型出しをさせて頂く皆様はお楽しみにしてください・・ですが、あくまでスタディですからね。でも・・・家の中に居る怪獣の手の届かない場所に置いてくださいますようお願いいたします。
さもないと・・・怒られますよ(苦笑)
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SAREX in 東大難波研究室 2009年8月21日
昨日は東京の田中工務店の田中さん に誘われてSAREX(住環境価値向上事業協同組合)さんのワークショップに参加しました。内容は東大の難波研究室が手掛けた環境共生住宅とSAREXメンバー4社の設計プレゼンを相互講評するというもの。有名建築家と工務店の設計の目線の違いが見えてくると面白そうだと思いながら東大に向かう。
東大は入った事がないので(笑)ゆっくりと散策しようと思いましたが、遅刻気味に着いたので辺りを見れずに建築学科館内へ。
帰り際に少しだけ撮る事が出来ました。
始めに難波研究室の大学院生4人が分担してプレゼンテーションを行いましたが、先入観だからでしょうか?慣れた感じで、流石です(笑)。その後、工務店側の4人のプレゼンもパワーポイントを駆使して個性有る発表をされました。
写真の真ん中に写っているのが、箱の家を世に知らしめた建築家の難波和彦さんです。ダンディなイメージはそのままでしたがとても気さくな感じの方でした。以外だったのが、講評の中で日常の生活の細かな点や動線をとても大事にされていると言う点。とてもあたり前の事ではあるが、それに振り回されるばかりにまとまりが悪くなりがちなのが工務店の陥る点です。自分たちのコンセプトを優位に考えつつ、細やかな配慮を忘れない計画の難しさを改めて思う。
全体の感想としては想像通り、立場による目線の違いを肌で感じれらたかな。
少々消化不良気味の終わり方になってしまったようでそこは残念。
院生だけでなく、中国・イスラエル・シンガポール等からの留学生の皆さんもコメントされました。
ふと、色んな建築家の作品を見に行ったり、課題で思いっきり夢のような計画をしていたころの自分と彼らを重ねて見ていました。社会に出れば日々のひたむきな生活があるわけですが、学生時代に持っていた期待感のようなものをほんの一片でも忘れずにいたいと感じた一時でした。
その後、正門近くで懇親会に参加。難波さんだけでなく院生の皆さんも同席されて、酔っ払いのオヤジたちにおとなしい院生さんはいじられていました(笑)
構造材でいつもお世話になっている山長商店の榎本社長がお隣でしたし、また他の初対面の方とも楽しい時間が過ぎる。
終了間際に、田中さんの完成現場が近くにあるということで、「よかったら見に行く?」と言われ店を出ると、そこには総勢10名を越えるメンバーさん達が。業者のみによる夜の見学会となった訳ですが、飲んだ後でも勉強しに行く熱心なグループである。
一年ぶりぐらいに田中工務店さんの仕事を拝見させて頂いた。いつもながらハイレベルで敵わないが、生意気ながらも造り込みやパーツ等のテイストが近いので本当に勉強になる。
どっぷりと暗い住宅街の道端に10数人の酔っ払いが表でタムロする光景はとても楽しい(笑)
帰りの電車でまた榎本社長と二人、家づくりの話で熱くなったままお別れしたので、今日一日のクールダウンの為、少々仕事をして寝た・・。
SAREXの皆さん、お疲れのところ夜の見学会を開いて頂いた田中さん、ありがとうございました。
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アナログで空間把握 2009年6月21日
来月の中頃から横須賀市浦賀が丘で始まるお宅の模型です。ビルトインガレージがある建材にこだわった2Fリビングのお宅になります。そのガレージにはご主人様の愛車「ロータス・スーパー7」が格納されます。(ルパン三世が乗ってるオープンカーと言えばわかりますかね)
男の隠れ家スペース・・私も楽しみです。
勾配天井と梁・ハイサイドライトの関係やボリュームを吟味したり、お客様に理解してもらうには模型が効果的。でもそれ以上に現実の空間に入って体感することも大切ですよ。ですので近い形状のOB様宅を体感して頂く事も多く、デジタル時代でありながらもアナログタイプな伝え方は決して忘れてはいけないと思います。

その空間から現実の視野で把握してみると提案している私達も色々気付いたりする事もあります。空間把握は右脳が司っていますので、施主の皆様、右脳のトレーニング欠かさないでくださいね(笑)
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インターンシップ 2009年2月13日
完成直近の逗子市小坪の「木成りの家」にいつも「はいから小町」や
「ほんものの畳」でお世話になっているアトピッコハウスの後藤社長が
「レクチャーをしてくれないか」と大学生達を引き連れて来られました。
アトピッコハウスさんはETICさんのインターンシップ受け入れ企業となっていて、今回は
「家を“購入する”から“建てる”に発想を転換する住育プログラムを発案する」
というミッションを学生達は与えられているそうです。そして明日には発表会との事、今日はおそらく徹夜でしょうね〜。
今日はお施主さんと外構のお打ち合わせもあったのですが、お客さんとの関係性も重要な要素なのでお打ち合わせも半端なまま、生の声としてのお話役で数十分も引き込んでしまいました。
何故、家を「買う」のではなく「造る」ことにしたのか?何故私を選んだのか?etc・・・学生達の質問攻めに丁寧に、そしてとてもヒントになるお話をしていただきました。お施主様・・ワガママなお願いをしましたが、多分私のレクチャーよりも為になったと思います(苦笑)
家って買うものだという考え方が多数派の現代。彼らも今日までその認識しかなかったそうです。どれだけ一つのことを決めるのに時間と労力が掛っているかという部分では本当に驚きと感心をしていたようです。私達のような所とハウスメーカーとの違いを知ることで家づくりの巾や問題点を見出してもらえれば嬉しいですね。
若者と語る!TV討論会のような感じで(笑)2時間以上に渡ってとても有意義な時間を過ごしました。難しいミッションについて明確な答えを返すことは出来ませんでしたが「家を造る」という想いや信念は伝わってくれたのかな?。
家は選ぶものとしか思ってなかった一人の学生さんが
「こちらのお宅はお施主さんのこだわりを本当に感じることが出来ます。住んでからの生活が目に浮かぶようで本当に楽しい暮らし方がイメージできます〜」
と言ってくれた時には思わず涙腺がゆるみそうに・・(笑)
単細胞なオジサンの扱いが上手です^^;。
「北村さんのところはね〜多分こうじゃないかな。お客さんから観て「家を買う」とか「家を造る」とかっていう話ではなくて・・・「この人に頼む!」って感じだと思うよ、そうさせる何か、そう・・彼は職人なんだよね」
終わりの方に後藤社長が彼らに言った一言がとても印象的でした。
私の意識もその通り・・「家づくりの職人」なんだと思うし、それでいいと思っている。
久しぶりに若い力にぶつかったからだろうか?余韻で文面も高揚気味?^^;。
とてもいい刺激を受けましたし、逆に色々気付かしてくれた良い機会になりました。学生の皆さん、ETICの引率の方、そして後藤社長、お疲れ様でした。
そして今回、お声掛け下さった後藤社長がこの度、本を出しましたので
紹介記事は次回に!
また会場としてお借りしたこちらのお宅の完成見学会がお施主様のご好意
により、開催させて頂くこととなりました。
「大きな吹抜けのある紀州杉の家」 予約制です。
3月7(土)/8(日) AM10:00〜PM16:30
詳しくはコチラからどうぞ→ 見所はこんなトコロ
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